行政のワーク・ライフ・バランス

第一回 自治体のための働き方改革フォーラム

目的:自治体職員の働き方改革のきっかけになるべく先進事例を当事者から紹介する

対象:全国の自治体職員、その関係者 

日時:2018 年 6 月 1 日 13:30〜16:30 

会場:神戸市産業振興センター 

参加者:約100名 

神戸新聞に掲載されました!
神戸新聞【0601自治体フォーラム】.pdf
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内容

  • WLBC代表 瀧井より挨拶 
  • WLBC関西 自治体プロジェクトリーダー福井より「自治体の働き方改革とは」
  • 第一部 先進自治体の実例&成果発表「自治体職員の働き方改革実践ポイント」 

事例発表① 

「福島県須賀川市における働き方改革の具体策」 福島県須賀川市人事課 深谷一幸氏 

事例発表② 

條畷市における働き方改革の取り組みについて」大阪府四條畷市 東修平市長 

「働き方改革へのマインドセットと実践」
 大阪府四條畷市 北田課長代理  / 大阪府四條畷市 西野総務部次長 

「四條畷市人事課の昨年度の感想と今年度の抱負」大阪府四條畷市 安田人事課課長 

  • 第二部  トークセッション 

四條畷市・須賀川市の「30 年度以降の働き方改革の実践について」 

これから目指す「職員の働き方改革の姿」など 

登壇者:四條畷市東市長・須賀川市人事課深谷氏 

コーディネーター:WLBC関西 福井正樹

  • 閉会後、参加者による名刺交換会、交流会  

 

第一部

事例発表①

福島県須賀川市人事課 深谷一幸氏 

目指すべきは「職員ひとり一人の働き方が豊かになること」 

イクボス宣言をして終わりではなく、そこからが大事と具体的な取り組み方を工夫。大事なのは職員の意識の醸成。 

→具体的な取り組み

  • 全職員を対象にした研修。WLBC 福井と市長との意見交換会。
    「イクボスになるためのマネジメント術」 
  • 再度、より実践的な内容で研修。イクボス研修(1月)の開催
    研修会はグループワークを重点的に、複数回実施する 
  • その他
    職員の家族見学会を 7 月に実施
    働き方改革は厳しく辛い道だが、できないとあきらめたら何もできない。
    まずやれることから少しずつ、継続した取り組みが必要。
    やってみないと働き方改革は始まらない。 

 

事例発表②

大阪府四條畷市 東修平市長 

そもそもなぜ働き方改革を実行するべきなのか 

目標値を掲げてそれを追うのではなく、結果として残業が減る。 

市民の皆さんのため、意欲的に向き合える時間を作るどんなアイデアを出せばよりよくなるのかという事にこそ時間を作らなければいけない。 

 

大阪府四條畷市 北田課長代理 

研修受講前と受講後の意識の変化 

なぜマインドが変化したのか 

業務の属人化を排除。そのためのコミュニケーション。 

ワイガヤ会議などによる課員のマインドセット

働き方改革の主役はあくまでも現場職員。 

 

大阪府四條畷市 西野総務部次長 

税務課で取り組んだ成果、発生した問題とその解決 

自らのマインドの変化 

タスク管理シートと時間外勤務事前承認

課員との調整。コミュニケーション。 

集中業務時間の導入。 

時間外勤務の削減など「見える効果」とここのスキルアップなどの「見えない効果」 

働き方改革は全員で構築しなければならないもの 

 

大阪府四條畷市 安田人事課課長 

研修前後の意識の違いについて(レーダーチャートにて) 

マインドセットはできている。あとは成功体験を積むこと

今年度の取り組みとしてリーダーやモデル課が全庁的に展開。 

プロジェクトチームの発足や職員の満足度調査。 

第二部  トークセッション

登壇者:四條畷市東市長・須賀川市人事課深谷氏 

コーディネーター:WLBC関西 福井正樹

お互いの取り組みについて感じたこと 

トップダウンとボトムアップの取り組み方

会場からの質問への回答 

担当者より

自治体における働き方の先進事例を聞く、日本全国から集った自治体職員の方々の聴講の熱心さ。 

質疑や終了後の意見交換会では活発な議論も交わされ、このテーマに対する関心の高さを肌で感じることが出来、同時に弊団体でお役に立てることがあると再認識することができました。 
(自治体フォーラム プロジェクトリーダー 片元彰)