9月6日 京都市立学校 衛生管理者研修
なぜ働き方見直しが必要か ~衛生管理者ができること~
講 師:澤田真由美
衛生管理者とは学校の安全や衛生を管理する者のことです。養護の先生が兼任されていることが多く、教職員のメンタル面の管理もする立場なので、学校においてワークライフバランス推進リーダーとなりうる方たちだと言えます。
内容
- 自校の働き方診断
- 事例(校内で話しあい働き方見直し進めている学校)
- 事例(管理職のトップダウンで成功した学校)
- ワークライフバランスとは
- 長時間労働がなぜよくないのか
- 働き方見直しが実現したらどうなるか
- 働き方見直しにおいて学校組織での一人一人の役割
- 付箋を使った効率的な会議のやり方とその練習
- 働き方見直しの実際の進め方
- 今後自分が実行に移したいこと
- 学校における働き方見直しの基準
- すぐできるアイデア
衛生管理者に限らず管理職にも門戸を開いた研修でした。約半分が 管理職の方だったので、管理職の先生 だからこそできることもふんだんに入れさせていただきました。
グループでの情報交換では
「各校かなり困っているのがわかった」「同じ高等学校でも環境の違いに驚いた」
「聞いた工夫を持ち帰ってやってみよう」
といった声がありました。 普段なかなか働き方について情報交換をする場はないかと思いますが、この取り組みにおいて情報交換や横のつながりは欠かせません。
そのメリットは
- 他の学校の工夫を知り活かすことができる
- 悩みを共有することで前に進める
- 一人や一校でやりにくい事でもチームや複数校でなら取り組みやすいことが多い
などがあります。
是非また今日のように情報交換をする場を自主的にも作っていただければと思います。
また今回お伝えしたアイデアの中で喜んで頂けたと感じたことは
「遅くまで残っている人にありがとうと言い過ぎない」
です。 言う方はねぎらいのつもりで言っているのですが、受け取る方は「遅くまで残っていること=良いこと」と評価されたと思い、ますます遅くまで残るということになります。
ちょっとしたことですがこうしたことを意識することで風土を変えていけます。
皆様の様子・お声
- 変わるべきところの明確化がありがたい
- 学校の内情をよくわかっている講師さんなのが良い
- この研修、学校にお土産ができそうだ
- 自分の学校の実態を調べたいと思った
など
ありがとうございました!