滋賀県学校働き方改革 コラボしが21
日時:平成30年7月9日
第1回 学校における働き方改革研修会
~教職員が健康でいきいきと働くことができ、子ども一人ひとりと向き合う時間を確保するために~
校内における働き方見直しの必要性を知ること
明日からできる行動を一つ決めること
参加:滋賀県立小、中、高、特別支援学校の教職員、管理職、事務職員、
県教育委員会事務局約 130名
講師:澤田真由美
サポート:木村知佐子・加藤博美・戎多麻枝
内容
①「知る」
- 働き方見直しの目的
- 学校管理職と旗振り役がすること
◆働きやすいチームを作る
◆個の力を発揮させる
◆外部を巻き込む

②「試す」(ワークでの体験と共有)
- 自分自身の課題と原因
自分自身の仕事の課題の抽出と課題の原因について考える - 業務のタスク管理を体験する
業務においてどのようなタスクがあり、どれくらいの時間がかかるか考える - 学校行事の見直しをする
簡素化、まとめる、やめる、回数をへらす 視点を変えて考えてみる
③「決める」
自分の明日からの行動を決める!
・出ていた意見
- 教職員の仕事内容をしっかり把握する
- 真のワークライフバランスを目指す
- サードプレイスを増やそう(みんなで!!)
- 教職員の仕事に見通しを持たせる
- 事務職員ファースト
- この研修を校内に伝達します

受講者感想
- 今まで子供の幸せばかり考えていたが、先生の幸せのためにという言葉が印象に残った。
- できない理由を考えるのではなく、できる方法を考える。
- 身近な内容で改善できると思えるヒントをいただいた。
- 働き方見直しの基礎知識が参考になりました。 など
スタッフ所感
「知る」では、WFB(ワークファミリーバランス)とWLB(ワークライフバランス)の違いにびっくりされ、「WFBになっている」「仕事ができる先生、言いやすい先生、引き受けてくれる先生に仕事を振ってしまう」など、自分自身や学校の問題点に直視する意見が多くでました。
①「知る」、②「試す」、③「決める」を通して、他人ごとではなく、自分ごととして参加され、考え、「自分自身が今日何をするのかの目安を持つ必要性、業務は延長がある野球型ではなく、時間が決まっているサッカー型で取り組みたい」また、「普段能率が悪い方にとっては、業務に対して新しい視点で考えたるきっかけになりそう」という意見が出ました。
また、具体的な他校取り組み事例を熱心にメモに取っている姿に、実践への本気度を感じました。
各グループごとに①~③通して、活発な意見交換があり、学校ごとの違いも共有しながら、課題点に対してどう取り組めばよいのか、具体的なイメージを話し合っておられる姿に、働き方改革が進んでいく機運を感じました。研修会で感じた、思ったことを忘れず、現場に戻って、発信・行動していただき、滋賀県の教職員が健康でいきいきと働き、子ども一人ひとりと向き合う時間を確保できることを願っています。
澤田所感
教育長も冒頭にあいさつしていただき、滋賀県をあげての働き方改革の本気を感じさせていただきました。グループをあえて校種/役職を混ぜたことで、世界を広げていただきました。学校にこもっているよりも、外の世界に出ることで仕事の質を挙げます。その疑似体験をしていただけたのではないでしょうか。滋賀県を応援しています!
