平成30年度 柏市立小中学校衛生推進者研修会
テーマ:自分と学校の働き方を考える ~働き方見直しの目的は 教育の質向上~
・校内における働き方見直しの必要性を知ること
・明日からできる行動を一つ決めること
日 時:平成30年8月1日(水)柏市沼南庁舎
参 加:千葉県柏市小中学校の衛生推進者 約70名
講 師:澤田真由美 サポート:小川圭、片岡正美
内容

アイスブレークの様子
1. 知る
内容:<前半> 校種・役職間の交流で視野を広げましょう

色んな立場の人がいる。
意識改革の大切さ。
- 実際の取組み事例
- ワークライフバランスの基礎知識
➡自分の「ライフ」は?(グル―プでシェア) - 「働き方見直し」は先生の命を救い、子どたちの利益になる。
- 自分や周囲の人の仕事のすすめ方の振り返り(グループでシェア)
- 働き方の見直しをやってみよう!(見直しに役立つ思考方法)
1. 試す

自分事として考える。
- 睡眠の重要性。
パフォーマンス(教育の質)をあげる。➡自分の理想の1日は?(ワーク&シェア) - 見直しの取組例 ➡ 具体的にどう見直すか?
3. 決める
自分自身のワーク、ライフをどう見直すか。
- 衛生推進者として、管理職としてどう取り組むか。 ➡ 自分の明日からの行動を決めよう。(ワーク)
あがっていたアクションプラン例
- 「時間の逆算で仕事に見通しをもつ」
- 「効率よく仕事をして…(中略)…早く寝る」
- 「仕事の細分化をする」
- 「職員室内に○○をつくる」
- 「共有する時間をもつ」
- 「方針を出し、チームにまかせる」
受講者感想
- 夕飯を家族と一緒に食べる
- 長時間勤務見直しに必要なことを職員に学校で聞いてみたい
- 19時までには絶対に学校を出る(毎日)
- 効率よく仕事ができる体制づくり
- 今日の話を教頭先生に伝える
- 朝練なし、始業時間を早めて午前授業など、放課後の時間をたっぷり取れるようにしたい
- 若手教師の事務処理の進行管理をする
- 早く帰れるときは帰る・家庭生活も大切にする・職場の個人を知る
- 鍵の扱いを考える
- ライフの紹介をして相互理解を深める
- 教職員が心を満たす時間を意識させる
- 職員会議で意志を統一する
- 計画性をもって隙間時間を活用できると思った
- 完璧な資料を作らない。手書きやメモでも OK とする
- 掲示板を作って意見を聞いてみる
- 学校がしなくてもいい仕事を引き受けすぎているので業者に頼む、削減するなど
- 私生活でやってみたいことにも目を向ける
サポートスタッフ感想
3つのことが大変印象に残った研修会でした。
教頭先生の時給を計算してみてください、と投げかけられたときの会場全体の苦笑い。
他校の事例紹介の中で起こっていた、「そんなことができるんだ」という声。
そしてもう一つは、ワークの中で扱った「実践していくこと」の中に、まずは皆の要望を聞いてみるということを挙げていた受講者の多さです。現場を第一に尊重する尊い意識を感じるとともに、主体的に変革の源に立つ推進者となって頂くため、WLBC関西が提供し続けてきた働き方改革マインドセットに是非参加して頂きたい思いです。(小川)
今回の研修受講者の属性が、想定していた養護教員の方ばかりではなく、校長・教頭といった管理者層も混在していたので、研修冒頭で受講者のニーズを確認し、ひとりの教員として、衛生推進者として、管理職としてのそれぞれの視点にたった説明をバランスよく取り入れたこともあり、皆さんが頷いたり、熱心にメモをとる姿が印象的でした。具体的にできることがこんなにたくさんあるんだ!と実感していただけたことで、アクションプランもスムーズに作成できていたようです。これからも先生方の働き方改革をサポートする取組みに参加して行きたいと強く感じました。(片岡)
